最近何かと話題のギリシャですが、国名は知っているものの、知識としては世界史で出てくるような古代の知識ばかりだったので、最近のギリシャについて、政治経済を含めて調べてみました!
基礎情報
国名:ギリシャ共和国(Hellenic Republic)
人口:約1,081万人(2011年国勢調査)
首都:アテネ(人口約300万人)
民族:ギリシャ人
言語:現代ギリシャ語
この辺は一般的な情報なので、知っている人も多いと・・・ん?
国名って「Greece」じゃないの・・・?
調べたところ、公式の英語表記は「Hellenic Republic」で、
「Greece」は通称のようです。
また、ギリシャ語は英語の語彙にも影響を与えており、
例えば「数学(mathematics)」もギリシャ語の語彙だそうです。
初っ端から知らない事が結構ありますね。。
政治
政体:共和制
元首:プロコピス・パヴロプロス大統領
首相:アレクシス・チプラス
議会:1院制
・・・え?大統領いるの?
どうやら儀礼上の国家元首は大統領ですが、
実際の行政は首相が取り仕切っているようです。
ただ、宣戦布告などの一部権限は大統領が持っているようで、
逆に首相解任や議会を解散させる権限は持っていないようです。
大統領は全く表に出てきていないような気がしますが、そんなものなのでしょうか?
外交・国防
外交基本方針:
(1)欧州統合への積極的関与
(2)キプロス問題、エーゲ海問題をめぐるトルコとの対立関係の調整
(3)バルカン諸国との関係強化
軍事:
(1)予算:約56.8億ドル(2014年)
(2)兵役:徴兵制:最長12ヵ月
(3)兵力:陸軍 8.6万人、海軍 1.9万人、空軍 2.66万人
欧州統合への積極的関与とありますが、最近離脱だと騒いでいたような気が・・・。
親日国のトルコとはキプロスの帰属問題もあり、仲が悪いようです。
やはり国境が接していると、過去戦争していたりするので、
基本的に仲が悪くなる傾向なんでしょうか。
軍事はというと、ギリシャって徴兵制だったんですね。
全然知りませんでした。
職業軍人だと勝手に思っていましたが違ったんですね。
兵力的には陸海空、全てにおいて日本より少ないようです。
国家の規模が違うので当たり前ですね。
経済
主要産業:観光業、海運業、鉱工業、農林水産業
GDP(実質):1,610億ユーロ(2013年:IMF)
一人当たりGDP(実質):14,552ユーロ(2013年:IMF)
経済成長率(対GDP比):-3.9%(2013年、実質:IMF)
失業率:25.8%(2014年10月:ギリシャ統計局)
総貿易額:
(1)輸出約225億ユーロ(2013年:ギリシャ中央銀行)
(2)輸入約398億ユーロ(2013年:ギリシャ中央銀行)
主要産業を見てもわかるように、経済はかなりお察しのようですね。
経済規模でいうと、神奈川県と同じくらいのようです。
それにしても、経済成長率が-4%弱、失業率が26%弱、貿易赤字・・・
これはいくら支出を削っても絶望しか無いような気がしますが、
ギリシャは本当に大丈夫なんでしょうか?
ざっと調べてみただけでも、知らない事が沢山ありました。
みなさんはどのくらいギリシャの事を知っていましたか?
※各種データは以下を参照しました