4月から働き始めた新入社員の中には、
当初想像していた仕事像とのギャップや人間関係に疲れ、
もう辞めたいと考えている人も多いと思います。
ただ、仕事を辞めるという事は大きなリスクも伴います。
辞めたいと思った時にまず最初に考えるべき事をまとめました。
辞める理由を整理する
必ず最初に辞める理由を明確にしましょう。
- なぜ会社を辞めたいのか?
- それは解消される見込みがあるのか?
をまずは整理する必要があります。
この整理をしないまま、勢いで辞めてしまうと後悔するパターンが多いので、
必ず自身の思考を整理するようにして下さい。
あくまで辞めるのは最終手段ということです。
解消が難しい問題
例えば、
- 心身を病んだ
- 給料が未払い
- 雇用条件と異なっている
これらはそのまま在籍していても解消される可能性が低いため、
辞める選択はあり、という判断が可能です。
というより、給料未払いとかは通常ありえないので、少しでも早く辞めましょう。
心身が病んだ場合、休職という選択もありますが、
そこまで大変であれば辞めたほうがいいと個人的には考えています。
解消する可能性がある問題
次に、
- 仕事がつまらない
- 人間関係がうまくいかない
- やりたい仕事ではない
これらは、会社と調整する事で解消する可能性があります。
部署異動や拠点移動などで解消する事が多いので、
辞める前にまずは人事に相談してみる事をオススメします。
ただし、自分の希望が全て通るわけではないので注意してください。
次の異動のタイミングで考慮してもらえる、程度で考えておくほうがいいです。
自分の意見を通したい場合は、仕事で結果を残しておきましょう。
判断に迷う問題
新卒で難しいのは、
- 給料が低い
- ボーナスが出ない
のような理由の場合です。
ある程度スキルと経験がある場合、
転職をすれば、ほぼ確実に解消可能なので転職すればいいだけなのですが、
新卒となると話が変わってきます。
新卒には即戦力になれる能力はまだはないので、
給与が現状と比較して、大きく変わる事はまず無いと思います。
ただ新卒の場合、転職活動は第2新卒という枠で転職活動する事が出来るので、
解消されないと判断した場合はすぐに行動に移した方が、
長期的には良い結果を生み易いと思います。
うまく理由を整理出来ない場合
辞めたい理由をうまく整理出来ない人もいると思います。
これは「仕事を辞めたい」という意思はあるにも関わらず、
理由は漠然と「なんとなくキツイから」程度に考えている人に多いパターンです。
そういった人は、仮に辞めたとしても、
次の職場でも同じようなパターンに陥るので、
まずは「何をやりたいのか」「どうなりたいのか」を明確にしてください。
明確にした上で、再度理由を整理しなおすと、
どこが問題になっているのかが把握しやすいと思います。
雇用形態を変えるのは極力避ける
仮に辞めた場合、特に理由がなければ、
「正社員→契約社員」のように雇用形態を変える事は避けたほうが無難です。
現在の日本は一度雇用形態を変えてしまうと、
雇用形態を元に戻すのには、かなりの労力と時間が必要になります。
安易に、「営業がいやだから」「有名企業に入りたいから」といったような理由で、
職種だけではなく雇用形態まで変えてしまうと、
後々後悔する事になるので気をつけて下さい。