子供の頃(小学生・中学生・高校生)、なんで楽しくもない勉強をしないといけないのだろう?と疑問に思った人は多いと思います。大人になった今、あらためて子供の頃に勉強する理由・意味を考え、整理しておこうと思います。
この整理は子供を持っている大人の方はもちろんですが、受験勉強で苦しんでいる中学生や高校生に見てもらいたい内容です。
なぜ勉強しないといけないのか
自分の将来の可能性を広げる事ができる
これにつきると思います。
他にも、人生を豊かにするとか、給料を沢山稼ぐ事が出来る、
など色々あると思いますが、究極的にはこれだと思っています。
なぜ可能性を広げることになるのか
将来の夢やなりたい職業は時間経過と共に必ず変化していきます。
小学生の頃はプロサッカー選手になりたかった人が、
就職する頃には総合商社に入りたい
と思うことは、よくある事です。
やりたい事が変わる事自体は全く問題ありませんが、
変わった段階で、既に諦めるしか無い状態になってしまう事が問題です。
「プロサッカー選手になるから勉強はしなくていい」を実践し、
受験勉強を疎かにしてしまうと、就職活動する時に絶望を味あう事になります。
そのため、自分の可能性を閉じないためにも、勉強はきちんとやるべきです。
そして最近は少し変わってきていますが、
基本的に日本は学歴社会という事実から目を逸らさないようすべきです。
人生の大半は働くことに費やす
受験勉強が苦しい時期は「中学生~高校生」の6年間です。
一方、働く期間は「新卒~定年退職」までとすると40年以上あります。
そして、その40年は「中学生~高校生」の6年間でほぼ決まってしまいます。
この事を真剣に考えるべきです。
もちろん、勉強しなくてもうまくいく人も存在します。
ただそういった人はほんの一握りで、そこに希望を抱くのは危険というか無謀です。
リスクとリターンを見誤らないようにしましょう。
社会の現実を子供の頃からきちんと教えるべき
日本の義務教育では、実社会がどのように動いているか、という実態を全く教えていません。
これはかなり酷いと思っていて、後戻りが出来ないタイミングで
現実を知るというのは残酷すぎると思います。
きちんと子供の頃から現実を教え、理解させ考えさせる事が必要で、
勉強する意味を子供に持たせてあげる事が必要です。
もちろん家庭でもケアすべきですが、国がそれを放棄するのは無責任、
且つ、将来的な利益を捨てているとしか思えません。
最後に
色々書きましたが、自分で熟考した結果であれば、
勉強しないという選択もいいと思います。
ただ、現実社会は若い人達が思っている以上にシビアだと思います。
自分自身、将来どうなりたいのか、どういう状態になっていたいのか、
一度これらを真剣に考えてみる事をオススメします。
大人になってから後悔しない為にも。